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加藤巍山

加藤巍山

Katoh Gizan

 

仏師として長い修行を重ね、儀軌に準拠した仏像を制作。仏像の彫刻では、自分の主張や価値観を刻み込まないという。信仰の対象となる仏像は祈りを捧げる人々の拠り所となり、仏本来が持つ本質を見失わないようにしなければなりません。それは自分を無にしていく作業だと彼は言います。そして加藤巍山のもう一つの顔は、彫刻家としてのアート作品の制作です。仏師として培ってきた経験を活かし、自分の想いや世情を敏感に感じ取り、彼の研ぎ澄ました感覚で受け取ったものを立体造形として生み出していきます。全てのものに対する畏敬の念や深遠なるものの存在を追求し、彼の作品を通して私たちに自己探究の機会を与えてくれています。

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